2016/8/13 深夜

何気なくスマステを見た夜だった。

 

テレビをつけっぱなしにしたまま、Twitterを眺めていたら突然目に飛び込んできた『SMAP解散』の文字。

 

まーたそれか。この間本人たちが否定したじゃん。いい加減しつこいなぁ、なんて考えながら詳細を見て、愕然とした。

 

ジャニーズ事務所から、FAXが送られていた。メンバーのコメントが入っていた。

 

いやいや、そんなわけない。だってこの前否定したばかりだもん、そんなわけない。

信じられない、信じたくない。

でも、この前出た嘘のような報道とは違う。事務所が、メンバーが、解散と言っている。

 

オリンピックの中継の途中で、速報として解散のニュースが流れて、Twitterでも、この件に反応する人がどんどん増えた。

波紋が広がっていく様子を見ながら、彼らが国民的であることを痛感したけど、こんなことで感じたくなかった。

 

ここ最近、中居さんが音楽番組の司会をすることはあっても、その番組にSMAPが出ることはなかった。いつもならトリを飾るはずなのに。5人での活動が明らかに減っている、と思っていた矢先だった。

 

それでも、前回同じ報道が出た時に、5人は否定した。会見や会報で「ありがとう」「申し訳ない」「これからもよろしく」と言ってくれていた。

 

だから、解散はないと信じていた。

 

あれは、あの言葉は、何だったのか。

 

やっぱり言わされていたの?

何があったの?

どうしていなくなっちゃうの?

 

かなしみが自分の中でじわじわ広がって、気づいたら泣いていた。

 

アイドルは、ファンがいなければ活動できない、と言ってくれるけど、手の届かないところに存在している彼らに何か起こった時、直接守ることも、助けることもできない。

 

己の身の小ささ、無力さを思い知った。

 

この世の時が止まるか、わたしに朝が来なければいいのに。

 

そう思ったけど、次の日はちゃんときて、FAXで知らされた解散の日に近づいてしまった。